鹿児島環境学宣言
環境問題は21世紀最大の課題である。それは二重の意味をもっている。第1は外部にある環境の破壊であり、第2は私たちの内にあった自然に対する感性の喪失である。
環境問題は自然科学や技術文明の、あるいは政治や制度の問題である。また、芸術や市民運動、地域づくりの課題でもあるだろう。しかしより根本的には、自然の一部としてのヒトと、自然を操作する主体としての人間、この人間存在の二重性と矛盾から生じるものである。さらには私たちがいまだ、これらを刺し貫く思想と価値観を見出せないということでもある。
テーマは複雑多岐にわたって、これまでの学問的領域を軽々と超えるだろう。解決の手掛かりは机上ではなく現場にある。現場とはすなわちそこにある自然であり、自然とともに生きてきた人間の歴史の謂である。長い時間が積み上げてきた人々の知恵を驚きとともに発掘し、現代の知性を大胆に加味して、未来への新たな関係を紡いでいくこと。解決への道筋は、現場でのそうしたねばり強い作業にこそある。
自然、環境との共生や調和に必要なもの。それは私たちを取り巻く自然、環境の回復と再生である。しかし同時に欠かせないのは私たち自身の再生である。このための試みは、科学的、論理的、かつ体系的であることが求められるだろう。ただそれ以上に大事なことは、取り戻したいきもの達への感覚と地域の暮らしとの緊張感の中で、現場に即した具体性とでもいうべきものを発見していくことにある。
私たちは、精緻な批評であるよりは例え小さくても具体的な提案を目指す。世界と未来に向けて確かなものを提案するために、ここ鹿児島であしもとを見つめ直すことから始める。それが鹿児島環境学の出発点である。
本宣言は、2009年1月24日鹿児島大学で開催された「鹿児島環境学シンポジウム」において発表されたものである。
(文責:鹿児島環境学研究会)
鹿児島環境学は現場から発想し、環境問題への新たな提案を目指しています。
1.鹿児島環境学が目指していること
鹿児島環境学は、鹿児島大学が2008年に立ち上げた分野横断型の研究プロジェクトです。現在、自然、文化、社会などの研究に関わる教職員と行政や民間などの学外者が参画しています。私たちの活動は、「鹿児島環境学宣言」をよりどころに、環境問題を日常から見つめ直し、解決の手がかりを現場に求め、具体的な提案を行うことを目指しています。
2.これまでの活動
これまでに鹿児島環境学では、専門家以外の方に読んでもらえる書籍を7冊刊行しました。また、奄美の島々に出向き、私たちが考えていることを説明し、地元の方の意見を伺うシンポジウムやセミナーを重ねてきました。その理由は、私たちの学問研究をもっと現場に近づけ、現実の問題に応える力強い言葉を編み出したいと考え、奄美の島々に出向き、私たちが考えていることを説明し、地元の方の意見を伺うシンポジウムやセミナーを重ねてきました。
3.最近の取り組み
鹿児島環境学では、立ち上げ当初より、毎年調査研究事業にも取り組んできましたが、2013年度からは、地元の行政や住民の方との共同研究を実施するようになりました。2015度に手がけた「奄美国際ノネコ・シンポジウム」についても、企画段階から鹿児島大学国際島嶼教育研究センター奄美分室の協力を得て、「ノネコ問題」をめぐり多様な立場にある方々と議論を重ねてきました。また、初めての試みとして、小学校や高校ともつながり、講師の派遣や絵本づくりの共同作業など新しい連携の形を創出しています。2016年度には鹿児島市内で「かごしま国際ノネコ・シンポジウム」を開催し、世界自然遺産に登録されようとしている奄美地域の課題であるノネコ問題をオール鹿児島の視点で取り組む必要を広く訴えました。また、奄美大島の方々と議論を進めている環境文化や地域資源の管理のあり方について、2021年度以降にその成果を順次出版する予定です。
「価値あるものほど成し遂げることは難しい」という言葉が示す通り、これまでにいくつもの困難を乗り越えてきました。そして現在も、クライアントの成功・利益のため、揺るがぬ信念に基づいてスキルアップを続けています。
ワーキンググループメンバー
鹿児島環境学研究会には、自然、文化、社会などの研究に関わる教職員と行政や民間などの学外者が参画しています。(2022年4月現在/ 50音順)
■学外者
有村智明
岩田治郎 (NPO法人かごしまこどもと自然研究所)
岩本千鶴 (鹿児島県環境林務部自然保護課)
岡野隆宏 (環境省自然環境局)
小野寺浩 (屋久島環境文化財団)
門田夫佐子 (南日本新聞社)
鈴木真理子 (環境省奄美野生生物保護センター)
高津孝 (放送大学鹿児島学習センター)
竹中康進 (環境省屋久島自然保護官事務所)
中山直樹 (鹿児島県環境林務部自然保護課)
和 あかな
西村 明 (東京大学)
深港恭子 (鹿児島県歴史資料センター黎明館)
星野一昭 (Wetlands International Japan)
丸山健太郎 (南日本放送)
宮澤泰子 (鹿児島県環境林務部自然保護課)
山崎美智子 (アイエス通訳システムズ)
山根篤大 (環境省奄美野生生物保護センター)
■鹿児島大学
井村隆介 (地質学)
鵜川 信 (森林生態学)
榮村奈緒子(鳥類生態学)
奥山正樹 (自然環境保全行政)
奥山洋一郎(森林環境教育)
小栗有子 (社会教育学,環境教育学)
加治佐剛 (森林計画学)
河合 渓 (動物生態学,海洋生物学)
川西基博 (植生学,植物生態学)
小林善仁 (人文地理学)
鈴木英治 (森林生態学,植物生態学)
宋 多情 (文化人類学)
平 瑞樹 (農村計画学)
枚田邦宏 (森林政策学)
藤田志歩 (霊長類学)
宮下正昭 (報道論)
宮本旬子 (植物系統学)
山本智子 (海洋生態学,群集生態学)
渡部俊太郎(植物生態学)
研究推進部研究協力課研究協力係(事務担当)
沿革
2008(平成20)年度
7/22 鹿児島環境学ワーキンググループ(WG)発足 第1回鹿児島環境学研究会WG開催
8/5 第2回鹿児島環境学研究会WG開催
8/22 第3回鹿児島環境学研究会WG開催
9/11 第4回鹿児島環境学研究会WG開催
10/7 鹿児島環境学プロジェクトに関する学長記者発表
10/23 第5回鹿児島環境学研究会WG開催
11/11 第6回鹿児島環境学研究会WG開催
12/5 第7回鹿児島環境学研究会WG開催
1/8 第8回鹿児島環境学研究会WG開催
1/22 第9回鹿児島環境学研究会WG開催
1/24 「鹿児島環境学シンポジウム」開催
主催:鹿児島大学、鹿児島県
時間:13:30~17:30
会場:鹿児島大学稲盛会館(鹿児島市)
参加人数:約290人
2/5 第10回鹿児島環境学研究会WG開催
3/11 第11回鹿児島環境学研究会WG開催
2009(平成21)年度
4/24 第12回鹿児島環境学研究会WG開催
8/10 『鹿児島環境学Ⅰ‐総説、屋久島論ほか』(南方新社)出版
9/4 第13回鹿児島環境学研究会WG開催
9/10 『鹿児島環境学キーワード事典』(南方新社)出版
9/26 「奄美公開セミナー ~世界遺産と奄美新時代~」開催
共催:鹿児島大学、環境省、鹿児島県、奄美群島広域事務組合
時間:13:00~17:30
会場:奄美観光ホテル(奄美市)
参加人数:116人
11/20 環境省からの受託調査締結(2010年3月報告)
「自然共生型地域づくりの観点に立った世界自然遺産のあり方に関する検討業務」
2010(平成22)年度
4/5 第14回鹿児島環境学研究会WG開催
5/13 第15回鹿児島環境学研究会WG開催
7/9 第16回鹿児島環境学研究会WG開催
9/1 第17回鹿児島環境学研究会WG開催
9/1 環境省からの受託調査締結(2011年3月報告)
「持続的な地域づくりに資する琉球弧の世界自然遺産登録に向けた課題と方策に関する検討業務」
9/20 『鹿児島環境学Ⅱ -奄美を世界遺産へ その課題と展望』(南方新社)出版
9/27 第18回鹿児島環境学研究会WG開催
10/25 第19回鹿児島環境学研究会WG開催
11/19 第20回鹿児島環境学研究会WG開催
12/22 第21回鹿児島環境学研究会WG開催
1/10 「徳之島フォーラム~徳之島の未来 世界遺産~」開催
- 主催:鹿児島大学、環境省、鹿児島県、徳之島町、天城町、伊仙町
- 時間:13:00~17:45
- 会場:徳之島交流ひろば ほーらい館(伊仙町)
- 参加人数:437人
2011(平成23)年度
大学院全学共通教育 環境教育コース「鹿児島環境学Ⅰ、Ⅱ」開講
4/13 第22回鹿児島環境学研究会WG開催
6/20 世界遺産委員会およびフランス国内世界遺産の管理状況の視察(~2011/7/1)
8/25 第23回鹿児島環境学研究会WG開催
9/1 環境省からの受託調査締結(2012年3月報告)
「琉球弧の世界自然遺産登録に向けた科学的知見に基づく管理体制の構築に向けた検討業務」
9/20 『鹿児島環境学Ⅲ 奄美最深部・徳之島 -世界遺産へ向けて-』(南方新社)出版11/24 第24回鹿児島環境学研究会WG開催
12/14 第1回学内意見交換会開催
(奄美地域の生物多様性に関する情報の把握状況について他)
12/21 第25回鹿児島環境学研究会WG開催
1/12 鹿児島環境学研究会合宿in奄美(二泊三日)を実施
1/25 第26回鹿児島環境学研究会WG開催
2/21 「鹿児島環境ミーティング in 瀬戸内 瀬戸内の暮らしと世界遺産」開催
- 主催:鹿児島大学
- 時間:17:30~19:30
- 会場:大島郡瀬戸内町役場4階委員会室
- 参加人数:36人(大学関係者7人、行政関係者15人、その他14人)
3/6 第2回学内意見交換会開催
(奄美地域の生物多様性に関する情報の把握状況について他)
3/7 第27回鹿児島環境学研究会WG開催
2012(平成24)年度
大学院全学共通教育 環境教育コース「鹿児島環境学Ⅰ、Ⅱ」開講
4/25 第28回鹿児島環境学研究会WG開催
5/8 第3回学内意見交換会開催 (学内奄美プロジェクトについて他)
5/17 『鹿児島環境学Ⅲ』 第38回南日本出版文化賞(南日本新聞社主催)受賞
5/23 第29回鹿児島環境学研究会WG開催
6/26 第4回学内意見交換会開催:奄美プロジェクトの今年度の調査計画について他
6/27 第30回鹿児島環境学研究会WG開催
7/7 シンポジウム「奄美群島の生物多様性」開催
- 主 催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会・奄美プロジェクト)
- 同時開催:三学会(生態学会・動物学会・植物学会)
- 時間 :14:00~17:00
- 会場:鹿児島大学共通教育棟2号館211号室(鹿児島市)
- 参加人数:155名
7/13 鹿児島県からの受託業務締結(2013年2月報告)
「生物多様性かごしま県戦略(仮称)策定に係るGIS情報整理」
7/25 第31回鹿児島環境学研究会WG開催
8/1 環境省からの受託調査締結(2013年3月報告)
「屋久島・小笠原諸島等の島しょ型世界自然遺産をモデルにしたネットワーク構築等業務」
8/5 第32回鹿児島環境学研究会WG開催(一日合宿)
9/28 第33回鹿児島環境学研究会WG開催
10/24 第34回鹿児島環境学研究会WG開催
10/25 第5回学内意見交換会開催:環境省受託調査について他
11/2 鹿児島環境学国際シンポジウム2012「奄美、世界遺産への道」開催
- 主催:鹿児島大学、環境省、鹿児島県
- 時間:13:30~17:00
- 会場:鹿児島大学稲盛会館(鹿児島市)
- 参加人数:346人
11/9 鹿児島環境学研究会 徳之島合宿(三泊四日)
11/17 鹿児島環境学研究会「徳之島共同研究発表会」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会)
- 時間:17:00~19:00
- 会場:ユイの里ホール(大島郡天城町)
- 参加人数:75人
11/28 第35回鹿児島環境学研究会WG開催
12/9 シンポジウム「奄美群島の生物多様性2 -琉球弧の生物多様性の成り立ち-」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会・奄美プロジェクト)
- 会場:鹿児島大学共通教育棟1号館131号室(鹿児島市)
- 時間:14:00~17:00
- 参加人数:54名
12/14 第6回学内意見交換会開催
「琉球諸島の生物多様性と森林群集~現状及び今後の管理と保全を考える~」
琉球大学 久保田康裕准教授
12/26 第36回鹿児島環境学研究会WG開催
1/23 第37回鹿児島環境学研究会WG開催
1/26 シンポジウム「奄美群島の生物多様性3 -奄美群島のほ乳類-」開催
- 主 催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会・奄美プロジェクト)
- 会場:鹿児島大学共通教育棟2号館213号室(鹿児島市)
- 時間:14:00~17:00
- 参加人数:41名
3/19 第38回鹿児島環境学研究会WG開催
2013(平成25)年度
大学院全学共通教育 環境教育コース「鹿児島環境学Ⅰ、Ⅱ」開講
4/26 第39回鹿児島環境学研究会WG開催
5/31 第40回鹿児島環境学研究会WG開催
6/21 第41回鹿児島環境学研究会WG開催
7/13 シンポジウム「奄美群島の生物多様性4 -海はつながっているか?-」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会・奄美プロジェクト)
- 同時開催:三学会(生態学会・動物学会・植物学会)
- 会場:鹿児島大学共通教育棟2号館211号室(鹿児島市)
- 時間:14:00~17:00
- 参加人数:41名
7/24 環境省からの受託調査締結(2014年3月報告)
「平成25年度地域の環境文化に依拠した世界自然遺産のあり方に関する調査検討業務」
『新編 南島雑話の中の植物』(田畑満大氏・著)を作成
7/27 奄美群島復帰60周年記念 奄美群島・沖縄北部12市町村交流事業
「けんむんシンポジウム」に参加・登壇
- 主催:奄美けんむんフェスタ実行委員会ほか
- 時間:13:00~17:30
- 会場:龍郷町りゅうゆう館(大島郡龍郷町)
9/20 『鹿児島の100人 100の風景』(南日本新聞開発センター)出版
※鹿児島県環境林務部自然保護課との共著
11/22 第42回鹿児島環境学研究会WG開催
11/25 観光かごしま大キャンペーン推進協議会と受託研究契約を締結(2014年3月報告)
「世界遺産登録を見据えた奄美大島の魅力ある観光プログラムへの提言」
『【聞き書き】シマのくらし、つなぐ思い』を作成
12/24 『鹿児島の100人 100の風景』出版記念パーティ開催
『鹿児島環境学特別編 ~地域を照らす交響学~』(南方新社)出版
2/19 第43回鹿児島環境学研究会WG開催
2014(平成26)年度
4/28 第44回鹿児島環境学研究会WG開催
5/26 第45回鹿児島環境学研究会WG開催
6/30 第46回鹿児島環境学研究会WG開催
8/5 第47回鹿児島環境学研究会WG開催
10/23 第48回鹿児島環境学研究会WG開催
12/4 第49回鹿児島環境学研究会WG開催
1/8 第50回鹿児島環境学研究会WG開催
2/6 鹿児島環境学定例研究会(特別編)開催
3/31 小冊子『きばりゅっ島!-今を生きる』を作成
2015(平成27)年度
4/22 第51回鹿児島環境学研究会WG開催
5/25 第52回鹿児島環境学研究会WG開催
6/19 第53回鹿児島環境学研究会WG開催
7/21 第54回鹿児島環境学研究会WG開催
8/25 第55回鹿児島環境学研究会WG開催
9/30 第56回鹿児島環境学研究会WG開催
10/2 環境省からの受託事業締結(2016年3月報告)
「平成27年度奄美大島におけるノネコ対策推進啓発業務」
1.龍郷町立大勝小学校にて、5年生児童(20人)に講座実施。
成果物として絵本『ネコはお外にいていいの?』(龍郷町立大勝小学校5年生著)作成
協力:永江直志氏(奄美自然学校)、阿部優子氏(奄美哺乳類研究会)、板坂直樹氏(龍郷町立大勝小学校)高橋瑛子氏(鹿児島県環境林務部自然保護課)、藤田志歩氏(鹿児島環境学研究会)
2.県立大島高校にて1・2年生(35人)に講座「奄美大島の固有種と外来種」を実施し、 成果物として『奄美の明日を考える ヒトとネコ そして自然との共生を目指して』(生物部久保駿太郎氏著)作成
協力:鈴木真理子氏、藤井琢磨氏(鹿児島大学国際島嶼教育研究センター奄美分室)、
岩本千鶴氏(環境省奄美自然保護官事務所)、伊藤圭子氏(獣医師)、服部正策氏(東京大学医科学研究所奄美病害動物研究施設)、西真弘氏(九州両性爬虫類研究会員)、輿克樹氏(奄美海洋生物研究会)、藤田志歩氏(鹿児島環境学研究会)
3.「奄美の明日を考える奄美国際ノネコ・シンポジウム」開催
10/9 鹿児島大学鹿児島環境学研究会WGメンバー 小野寺浩氏 MBC賞受賞
10/26 第57回鹿児島環境学研究会WG開催
11/6 第58回鹿児島環境学研究会WG開催
11/25 第59回鹿児島環境学研究会WG開催
12/6 「奄美の明日を考える奄美国際ノネコ・シンポジウム」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会)
- 時間:13:30~16:30
- 会場:奄美観光ホテル(奄美市)
- 参加人数:約150人
1/21 第60回鹿児島環境学研究会WG開催
2/26 第61回鹿児島環境学研究会WG開催
3/18 第62回鹿児島環境学研究会WG開催
2016(平成28)年度
4/22 第63回鹿児島環境学研究会WG開催
5/31 第64回鹿児島環境学研究会WG開催
6/24 第65回鹿児島環境学研究会WG開催
7/28 第66回鹿児島環境学研究会WG開催
8/24 鹿児島大学前田学長・環境省自然環境局動物愛護管理室則久室長対談
「語り合いを通して〈人と動物〉の新たな関係を奄美から世界へ」
8/24 第67回鹿児島環境学研究会WG開催
8/24 環境省からの受託事業締結(2017年3月報告)
「平成28年度奄美大島におけるノネコ対策推進啓発業務」
1.「ネコで決まる!?奄美の世界自然遺産!かごしま国際ノネコ・シンポジウム」開催
10/12 日本学術振興会からの受託事業締結(2016/10/12~2016/11/1)
「外国人研究者短期招聘プログラム」NZ保全管理研究所 アル・グレン氏
徳之島、奄美大島での外来種対策調査同行、行政関係者との意見交換、県立大島高校での
講演を実施、鹿児島大学関係者との意見交換や鹿児島環境学研究会WGでの話題提供など
10/13 第68回鹿児島環境学研究会WG開催
10/30 「ネコで決まる!?奄美の世界自然遺産!かごしま国際ノネコ・シンポジウム」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会)
- 共催:環境省那覇自然環境事務所、鹿児島県
- 時間:13:30~16:30
- 会場:かごしま県民交流センター(鹿児島市)
- 参加人数:約100人
10/31 「国立大学法人鹿児島大学と環境省自然環境局、自然環境保全に係る連携・協力に関する協定」を締結
11/9 第69回鹿児島環境学研究会WG開催
12/14 第70回鹿児島環境学研究会WG開催
2/24 第71回鹿児島環境学研究会WG開催
3/2 第72回鹿児島環境学研究会WG開催
「屋久島から学ぶ、本音で語る奄美の世界自然遺産」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会)
- 時間:18:00~20:30
- 会場:奄美観光ホテル(奄美市)
- 参加人数:約100人
3/21 普及啓発冊子『人もネコも野生動物もすみよい島』作成
2017(平成29)年度
6/2 平成29年度特別セミナー
国連大学長・国連事務次長デイビッド・マローン博士鹿児島大学来訪記念講演会
「持続可能な開発目標(SDGs)の可能性とリスク」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会)
- 会場:鹿児島大学法文学部3号館104号室
- 時間:16:00~17:00
- 参加人数:約70名
6/6 第73回鹿児島環境学研究会WG開催
11/16 第74回鹿児島環境学研究会WG開催
12/13 環境省からの受託事業締結(2018年3月報告)
「平成29年度世界自然遺産推薦地・奄美大島における環境文化に関するシンポジウム開催補助業務」
1.「秋名・幾里の環境文化を知る・見つけるシンポジウム」開催
12/13 第75回鹿児島環境学研究会WG開催
1/28 「秋名・幾里の環境文化を知る・見つけるシンポジウム」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会)
- 時間:2018年1月28日(日)13:00~17:30
- 会場:秋名コミュニティセンター(大島郡龍郷町)
- 参加人数:約100人
2018(平成30)年度
5/29 「奄美の猫問題を知る・学ぶ会」参加・登壇
- 主催:のぐち英一郎鹿児島市議会議員
- パネリスト:鹿児島環境学研究会 星野一昭 、NPO法人ゴールゼロ代表 齊籐朋子獣医師
- 参加人数:25名
5/31 第76回鹿児島環境学研究会WG開催
9/5 第77回鹿児島環境学研究会WG開催
10/29 第78回鹿児島環境学研究会WG開催
11/7 第79回鹿児島環境学研究会WG開催
11/15 書籍「奄美のノネコ問題」に係る検証会議及び関連施設見学(奄美大島)
- 11/15:ノネコ問題に関わる民間団体の皆さんとの情報意見交換
- 11/16:ノネコ問題に関わる行政関係の皆さんとの情報意見交換
12/11 環境省からの受託事業締結(2019年3月報告)
「世界自然遺産候補地・奄美大島における環境文化に関するシンポジウム開催補助業務」
1.「シンポジウム シマのくらし(環境文化)を考える」開催
12/12 第80回鹿児島環境学研究会WG開催
1/11 エクスカーション開催(龍郷町秋名・幾里集落及び住用町市集落の散策)
1/12 エクスカーション開催(大和村国直集落の散策)
1/12 「シンポジウム シマのくらし(環境文化)を考える」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会)
- 時間:2019年1月12日(土)13:30~17:30
- 会場:大和村防災センター(大島郡大和村)
- 参加人数:約70人
2/1 日本政府がユネスコ世界遺産委員会に提出した奄美沖縄4島世界自然遺産推薦書の172頁で、当会作成の普及啓発冊子「人もネコも野生動物もすみよい島」が紹介された。
3/31 『奄美のノネコ -猫の問いかけ-』(南方新社)出版
2019(令和元)年度
4/6 第81回鹿児島環境学研究会WG開催
5/27 第82回鹿児島環境学研究会WG開催
8/5 環境省からの受託事業締結(2020年1月報告)
「世界自然遺産候補地・奄美大島における環境文化に関するシンポジウム開催補助業務」
1.「第3回環境文化シンポジウム 名瀬のむかし、奄美大島のこれから」開催
8/8 第83回鹿児島環境学研究会WG開催
9/23 名瀬の街散策 ニシ・ヒガシ開催(奄美市名瀬)
第3回環境文化シンポジウム「 名瀬のむかし、奄美大島のこれから - 名瀬から発信する奄美の環境文化を考える」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会)
- 時間:2019年9月23日(土)14:00~16:30
- 会場:奄美市AiAiひろば(奄美市名瀬末広町)
- 参加人数:約100人
10/1 大島郡龍郷町との共同研究締結「環境文化型集落集会施設計画に向けた基礎研究」
(2020年3月報告)
- 10/31~11/1 第1回ワークショップ・第1回意見交換会(大島郡龍郷町秋名)
- 1/9 ~ 1/10 第2回ワークショップ・第2回意見交換会(大島郡龍郷町秋名)
- 2/26 ~ 2/27 第3回ワークショップ・第3回意見交換会(大島郡龍郷町秋名)
11/20 第84回鹿児島環境学研究会WG開催
2020(令和2)年度
9/25 第85回鹿児島環境学研究会WG開催
10/26 環境省沖縄奄美自然環境事務所、鹿児島県、国立大学法人鹿児島大学及び国立研究開発法人国立環境研究所生物・生態系環境研究センターの四者、奄美大島及び徳之島の世界自然遺産推薦地に関する連携協定を締結
11/11 第86回鹿児島環境学研究会WG開催
12/16 第87回鹿児島環境学研究会WG開催
2/3 環境省からの受託事業締結(2021年3月報告)
「世界自然遺産推薦地・奄美大島における環境文化に関するシンポジウム開催補助業務」
1.「第4回環境文化シンポジウム 島と東京を結び〈これからの奄美の環境文化〉を語り合う」開催
2/21 第4回環境文化シンポジウム 島と東京を結び〈これからの奄美の環境文化〉を語り合う- 奄美の自然と深く付き合い、奄美の暮らしを持続させるために」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会)
- 時間:2021年2月21日(日)13:30~16:30
- 会場:奄美観光ホテル(奄美市名瀬港町)、東京サテライト会場(東京大学)、
YouTubeLive配信
- 参加人数:約90人(オンライン参加者含む)
2021(令和3)年度
10/01 環境省からの受託事業締結(2022年3月報告)
「奄美大島における固有種モニタリング調査への地域住民参加の持続性評価業務」
1.「奄美の自然を守る 自然環境モニタリングを知ろう!」開催
10/18 第88回鹿児島環境学研究会WG開催
11/17 第89回鹿児島環境学研究会WG開催
12/01 第90回鹿児島環境学研究会WG開催
12/03 奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島 世界自然遺産地域連携ミーティング
「鹿児島環境学と世界自然遺産」について報告(奥山正樹)
12/12 「奄美の自然を守る 自然環境モニタリングを知ろう!」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会)
- 時間:2021年12月12日(日)
- 会場:奄美市役所住用総合支所3階大会議室(奄美市住用町)、zoom meeting
- 参加人数:33人(オンライン参加者含む)
- 第1部…9:00~12:00(講演会・講習会)
【講演会】
「奄美野生動物保護センターによる野生生物モニタリングの取り組み」(阿部愼太郎氏)
「オオトラツグミのさえずり一斉調査~30年にわたるモニタリング」(奄美野鳥の会・鳥飼会長)
【講習会】…鹿児島大学が奄美で取り組んでいるモニタリングプロジェクトについて説明
「総合的モニタリングの紹介」鵜川信
「赤外線カメラによる哺乳類モニタリング」藤田志歩
「自動録音装置による鳥類モニタリング」榮村奈緒子
- 第2部…13:00~16:00(現地エクスカーション)
12/15 第91回鹿児島環境学研究会WG開催
4/01~3/31 公益財団法人屋久島環境文化財団との共同研究
「屋久島環境文化構想関連新聞記事集」作成
2022(令和4)年度
7/28 環境省からの受託事業締結
「奄美大島における生物多様性モニタリング調査の住民参加による推進体制構築等業務」
10/23 「モニタリング調査に参加してみませんか?」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会)
- 会場:奄美市役所住用総合支所3階大会議室(奄美市住用町)
- 参加人数:30人
- 第1部…9:00~10:30(講習会)
①「奄美大島における外来植物の現状」(環境省奄美群島国立公園管理事務所・釣谷洋輔氏)
②「外来植物の見分け方」(鹿児島大学国際島嶼教育研究センター・鈴木英治)
③「外来植物のデータの記録と報告」(鹿児島大学農学部・鵜川信)
- 第2部…10:30~15:30(現地エクスカーション)
11/2 第92回鹿児島環境学研究会WG開催
11/9 第93回鹿児島環境学研究会WG開催
12/07 第94回鹿児島環境学研究会WG開催
12/21 第95回鹿児島環境学研究会WG開催
2/4 「モニタリングワークショップ 地域の目が捉える外来植物の侵入」開催
- 主催:鹿児島大学(鹿児島環境学研究会)
- 会場:奄美市市民交流センター大多目的室(奄美市名瀬柳町)、zoom meeting
- 参加人数:26人(オンライン参加者含む)
- 第1部…13:15~14:15
①「沖縄島の侵略的な外来植物」(琉球大学名誉教授・横田昌嗣)
②「西表島の外来植物ー全島調査により見えてきた島内分布の現状ー」(琉球大学熱帯生物圏研究センター・山本武能)
③「徳之島の外来植物モニタリングの取組み」(NPO法人徳之島虹の会・美延治郷、美延睦美)
第2部…14:45~16:10
「奄美大島の外来植物(調査報告)」(鹿児島大学国際島嶼教育研究センター・鈴木英治)
調査参加者からの体験談
意見交換
9月~3月 「屋久島・奄美発世界自然遺産の里と環境文化」作成